[奈良]大正ロマンで巡る奈良の街
こんにちは、ANGLECAT(Neko)です。
京都や奈良などの昔ながらの街並みと言えば、着物を着て回りたいところですよね。
今回はそんな着物を着ながら回りたい奈良の定番観光スポットをご紹介していきます。
行った時期🗓2018.6.5
服装👕半袖
移動🚶♀️徒歩
着物を着るなら『縁心屋』さん
せっかくなら着物を着たいと思いたどり着いたのは『縁心屋』さん。
元は結婚式の着付けのお仕事をされていた店主のお姉さん。
着物のことを知り尽くしたお姉さんのアレンジするコーディネートは、たくさんの着物の中からすぐにその人に似合うものを選んでくれ、更にその日に着ていた私服や、合わせたい小物なども組み合わせてくれたりもします。
私も着物が好きで機会があれば着るようにしていますが、普通のTHE着物というコーディネートしかしたことがないので挑戦してみることに!
入り口でしか見ていないはずの靴を覚えていてくれて、それに合わせて2パターン考えてくれた中から選ばせてもらいました。
革靴なので裾を短めにして、ベレー帽を被って大正ロマン風に。
裾が短い分、普通の着物のような小股でもないのでとても歩きやすい!
この6月5日が縁心屋さん開店2周年。
他にもハーバリウムやお香作りをされていたり、これから着付け教室をしようとされていたり、短時間ですがたくさんお話しさせて頂いて終始楽しい時間でした。
不思議な『猿沢池』
縁心屋のお姉さんが教えてくれたのがこちらの猿沢池。
この池は興福寺が行う『放生会』の放生池として、749年に造られた人工池。
放生会とは、万物の生命をいつくしみ、捕らえられた生き物を野に放つ宗教儀式だそう。
そんな猿沢池には面白い七不思議があります。
①澄まらず②濁らず③出ず④入らず⑤蛙はわかず⑥藻は生えず⑦魚が七分に水三分
猿沢池の水は、決して澄むことなくまたひどく濁ることもない。水が流入する川はなくまた流出する川もないのに、常に一定の水量を保っている。亀はたくさんいるが、なぜか蛙はいない。なぜか藻も生えない。毎年多くの魚が放たれているので増える一方であるにもかかわらず、魚であるれる様子がない。水より魚の方が多くてもおかしくないような池。
近くには小さな売店のような所もあり、アイスを買って食べていると、市役所の方が着物を見て『ようこそ!ありがとう!』と言ってくれたり、おばさまたちが『素敵ね〜』と声をかけてくれて心が温まりました。
いつでも美しい『浮御堂』
『季節ごとの風景がいつ来ても美しい憩いの水辺 』と言われるだけあり、本当に奈良に来たなら欠かせない風景。
春には周辺に咲く桜、夏には池の周囲に咲く百日紅(サルスベリ)との共演、また秋には全体に広がる紅葉の色彩が池に照り映える姿が非常に美しく、冬は朝方になると池が氷結する風景と稀に見られる雪景色は背景となる春日山、高円山の姿も含め絵葉書に描かれるような風景を生み出すそう。
写真は6月なので残念ながらどれにも当てはまりませんが、鷺池に浮かぶ藻の緑がまさに絶景。風もないので池に映り込む浮御堂の姿も拝めました。
美しいだけあり、浮御堂にはたくさんの観光客の方々が居たので中ではあまり写真は撮れませんでしたが、鷺池と浮御堂のコンビも間違いない!
そそられる景色でカメラを撮る手が止まりませんでした。
世界遺産の『春日大社』
世界遺産にも登録されている、全国の春日神社の総本社。その歴史は飛鳥から平城京へと都が移された奈良時代から始まります。境内は古代から神域とされていた御蓋山一帯に広がり、原始林に守られるかのように鮮やかな朱塗りの社殿が鎮座されているそう。
春日大社・末社の夫婦大國社は、その名のごとく『夫婦円満』と『縁結び』の神徳があります。全国で唯一ご夫婦の大國様をお祀りしているから、縁結びの神様として訪れる人が後を絶たないそう。
参道には鹿がたくさん居て、長い道のりも楽しみながら歩くことができます。
手水舎が鹿なのも奈良ならでは!
参拝して、最後に御朱印をいただきました。
奈良といえば『東大寺』
奈良といえばやっぱり、東大寺を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
修学旅行生や遠足で必ずと言って良いほどに選ばれるスポットでもあります。
東大寺は大仏様で知られる奈良時代の代表的な寺院で、大仏殿は世界最大級の木造建築物です。743年に聖武天皇が盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)造立の詔を発令し、その大仏を安置する寺として751年に大仏殿が完成。以降次々と堂塔が建築され40年近くかかって伽藍が整ったそう。
チケットにもなっている大仏殿。
この大仏殿の一部柱には穴が空いており、この穴をくぐり抜けると『無病息災』『祈願成就』のご利益があると言われています。その大きさは縦37㎝×横30㎝、大仏様の鼻の穴と同じ大きさなんだそう。
この穴の本当の役割は、陰陽道では建物の中心から見て北東側は鬼門にあたり、柱に穴を開けることによって邪気を逃す役わりをしていると言われています。
私もこの穴をくぐろうと行ってみると、子ども数十人が列を作っており断念。小学校の遠足のよう。昨今では外国人参拝客の増加やメディアでスクープされたことで柱くぐりが注目を浴び、柱をくぐるために待ち時間が発生することがしばしばあるそう。
高さ15mの鎮座されている大仏様を拝めただけで良しとします。
鹿に癒される
奈良の至るところで出会うのが鹿さん!
群れでいたり、1匹だけだったり様々ですがどれも可愛い!!
たまに小さい子どもも姿を現します。
鹿せんべいを売っているところもいたるところにあるので、買ってあげてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
奈良といえば京都と同じように世界遺産の寺社が多々あります。
歩くときに鹿のフンを踏まないように気を付けなくてはいけませんが、奈良ならではの鹿と触れ合う体験もできます。
普段と違う着物体験も貴重なので、是非訪れてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。